ワンピース 「オマツリ男爵と秘密の島」

ぶらりと上映場所に寄ってみたら、火曜日はサービスデーとの事なので、見てきました。
まあ、平日の日中なんでガラガラだろうと思っていたのですが、上映直前にはお子様達がごっそりと。
アレッと首を捻ったのですが…………春休みだよ!
完全に失念しておりました。


とりあえず作品の方は、全く予備知識も無く、さらにジャンプ作品の劇場版ということで何の期待もしていなかったのですが、なんと劇場にて堤防決壊。
久しぶりにアニメの映画で良い物を見せてもらいました。
しかし、一般的には、賛否両論が分かれそうな感じです。
実際、シナリオ的に、所々練り込みきれなかったみたいな部分が目に付いたりもしましたし、低年齢向け作品としては、シュールなシーンも結構多かったですし。
ただ、個人的にそんなマイナスな部分を吹き飛ばすくらいに良かったのは、まずそのシュールな部分をとにかく「全年齢向け」に出来るように頑張ったところや、対象年齢の子供の理解力を侮っていなかった所など。そして、近年の作品では徹底的に薄められていた毒が結構如実に突きつけられていた点です。

でも実際のところは、そんな理屈は置いておいて、やっぱりどこまでも一途なルフィ達が居て、その横にルフィとは違うけれども、どうしても譲れないものを持った海賊団達が居て、そんな本来は決して交わることの無い真直ぐなものが、刹那交わってしまい、火花を散らす。そんなどこまでも真直ぐなところが心を打つ作品でした。
そして、もう登場したときからきっとそうなるだろうなぁと思いつつ、やはり「そう」なったときには思わず涙ぐんでしまったあの挨拶。
さあ、皆さん御一緒に。
右手の人差し指を一本だけピンと伸ばします。
その指を華の下に当てます。
そして、声高に叫びましょう。
 チ ョ ビ ヒ ゲ