TRIGUN

まあ、何はともあれTRIGUNの新作と言うことで見てきました。
完全な外伝エピソード言うことで、時期も明確にせず
あくまでヴァッシュとウルフウッドが「なんとなく遭遇してしまった１事件」
としての描き方は好感が持てました。
んで、それ以外の細かい説明は要らないだろうという、全編ドンパチアクションの展開は90分という最近では短い上映時間の中でも、充分な見ごたえがありました。

……ただ、「劇場公開作品」としてみると、ちょっと残念なところが多かったのも確か……
特に、このエピソード的には主役であるはずのガスバックに対する説明不足は致命傷ではないかと。
切り札に対する描写不足なせいで、クライマックスがイマイチ盛り上がりきれなかったのも事実。
というか、そもそも「何故あの切り札を持つに至ったのか？」と言う説明が無いのは、そもそもガスバックのキャラ立ちを否定して無いか？　と言う気がしなくも無い。
だって、あの装備は「タタキ」に必要ないでしょ？

なので、「TRIGUNの新エピソードを見たい」と言う人には『まあ、悪くは無いよ』と薦めますが、
「何か面白い映画無い？」と言う人には正直薦め難い作品でした。