スーパー戦隊 199ヒーロー大決戦

正直、冒頭から「???」で始まった上記作品とは全く異なり、こちら非常に解りやすいホットスタート

ゴセイジャーのピンチに駆けつける、アカレンジャーにビッグワン。
そしてデカマスター他の「ここは俺達に任せて先に行け!」
そこから次々登場する歴代戦隊の混在バトル!!
いや本当にあれだけの数を良く動かしたものです。
のっけからテンションMAXですよ!!!


そこからゴーカイジャーゴセイジャーの話に移るわけですが、今回は設定的に、ゴセイジャー側がゴーカイジャーに不信感を抱くには充分な理由があるんですよね。
さらにゴーカイジャーの方にもレンジャーキーを渡す事を拒む理由も。
おかげで、この手のヒーロー共演もののお約束「最初の諍い」に不自然さが無く、そこから共闘になるまでの流れが素直に盛り上がれました。

そして、それらエピソードの合間に登場するレジェンドヒーローの中の人達。
正直、変身してくれるものだと思ってました(笑)

ゴセイナイトの他にも幾つか落ちたままのレンジャーキーがあって、それが彼らの手に!!

なんて展開を想像していたのですが……

あくまで「ゴーカイジャーvsゴセイジャー」って事なんでしょうね。
ライダーの時はやりすぎて、完全に1号2号ライダーの映画になっちゃいましたし(笑)
残念だが仕方が無い。

そして始まるダミー33戦隊vsゴーカイジャー&ゴセイジャー
……必殺技の類、ほぼ完全に覚えていた自分にビックリした(笑)
ただ、その後登場した巨大ロボットは忘れている奴が結構居た。
まあ途中で変わったり、ゴテゴテくっついたりした奴が多いからなぁ(苦笑)



とにかく直球ストーリーにアクション満載という、実にゴーカイジャーらしい劇場版でした。
さらにそれだけでなく、中学生になった望(そう言や数年後って設定だしね)や、黒十字王が登場した瞬間「間違いなく出るな!」と信じていたらやっぱり出てくれた「黒十字軍のベルトを巻いた」ブラジラ(笑)など、ゴセイジャー側のフォローも中々。


ただラストのレンジャーキーを返すシーンには、もう少し何か理由付けが欲しかったな。
大いなる力の一端が見える。レンジャーキーの融合に何らかの無理があった等…
ここまでの出来が良かっただけに、コレだけがちょっと気になった。


とは言え、十二分に楽しい作品でした。
……見る順番逆にしないで本当に良かった(笑)